今年度よりIPM(総合的防除管理)の導入を強化しています!
具体的には、
・粘着テープなどの物理的防除の強化
・天敵製剤の導入(9月末から)
・マンゴーネット(遮熱白黒ネットの白白バージョン)
・土から離したバッグによる養液栽培での栽培
・複数の薬剤の使用
・ハウス周辺の防草の徹底
・耐病性品種の栽培
等を行っています。
特に今年から導入している内容をご紹介します!
・粘着テープなどの物理的防除の強化
以前からシートをバッグ上部に設置していましたが、より効果を高める設置の仕方を検討しています。
現在は、通路上部、ハウスサイド、ハウス入口付近、ハウス外のコナジラミが多い箇所にシートやロール状の粘着テープを設置しています。
(こちらの記事でもご紹介しています→
今年の防除はどうするか~粘着トラップ編~
http://tsuchinobunka.jp/blog/?p=1000 )
ハウス外の空気が溜まる部分にはたくさんのコナジラミがついています。
ハウス外の防草はしていますが、やはり外にはどうしてもコナジラミが発生しているのでそれをいかに中に入れないようにするか、入ったものを殺虫するかが大事になってきます。
・天敵製剤の導入(9月末から)
オンシツツヤコバチ製剤のツヤトップ、サバクツヤコバチ製剤のサバクトップを導入します。
またこちらは詳しく記事にします。
・マンゴーネット(遮熱白黒ネットの白白バージョン)
妻面に、白の防風網にタイベックを織り込んだマンゴーネットを貼っています。
タイベックは虫の可視波長帯の光に対し約90%を反射します。
そうすると虫の目にはハウス内が見えなくなり、作物があることが分からずハウス内への侵入が防げます。
上で書いたようにハウスサイドと妻面にぐるっとロール状の粘着テープを設置していますが、マンゴーネットを張っている部分は粘着テープに付くコナジラミの数が少なくなっています。
また、ハウスの防風対策、遮熱対策にも効果ありで一石三鳥の効果となっています!
また次は天敵製剤についてお伝えしますね!