7月28日の菜っ葉の日には水前寺菜を!

こんにちは!

7月28日は菜っ葉の日です。

7(な)2(つ)8(ぱ)の語呂合わせで7月28日が菜っ葉の日となりました。
葉物野菜を食べて、夏バテを防ぐ日とされています。

菜っ葉といえば何を思い浮かべますか?

菜っ葉とは、主に葉っぱの部分を食べる、葉菜類(ようさいるい)と呼ばれる野菜のことです。

キャベツ、水菜、ホウレンソウ…と食卓に並ぶことも多い菜っ葉ですが、
今日は土の文化ファームのある熊本の伝統野菜、

水前寺菜

をご紹介したいと思います。


(画像はお借りしました)

水前寺菜とは、表が緑・裏が紫の美しい菜っ葉です。
熊本市の水前寺という土地で、豊富な湧水を利用して栽培され、茶席で茶花として利用されていたことが、水前寺菜という名前の由来といわれています。

葉を湯がくとヌメリが出てきて、水前寺のりに似ているためという説もあります。

また、葉の裏紫色が、金時芋の色によく似ていることから金時草とも呼ばれます。

水前寺菜を湯がくと、
ヌメリも出ますが、葉裏のきれいな紫色も溶け出してきます。

その紫の美しい色を生かして、ゼリー仕立てにしたり、酢飯に色を移したちらしずしなどもおススメです。

さっと湯がいておひたしにすれば、緑と紫のコントラストが美しく、ヌメリとほろ苦いうまみがくせになる味に仕上がります。

この特徴的な葉の紫色はポリフェノールの一種であるアントシアニンの色です。

アントシアニンは、強い抗酸化作用があり血糖値を抑える効果があるとされています。

また、GABAと言われるγ-アミノ酪酸、βカロチンなども豊富なことから、血圧上昇や活性酸素を抑え、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守るとともに、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きや免疫力を高める働きもあります。

つまり…若々しさを保つことのできる野菜なんです!

また、菜っ葉というと種から育てるイメージですが、水前寺菜は苗から育てる作物となります。

葉が25cm程まで育ったら食べごろです。葉をとっても脇芽が出てくるので続けて収穫することができます。

本来は夏の野菜ですが、最近は高温が続くため、時期をずらしてハウスで栽培し、夏は遮光ネットを張って栽培しています。

菜っ葉の日だけでなく、どんなときでも栄養満点、若々しさの素の水前寺菜を見かけたらぜひ食べてみてくださいね!

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