こんにちは!
土の文化の農場では定植してしばらくたち、手入れ・収穫・出荷であわただしい時期になってきました!
今日は一番手のかかる誘引作業についての話題です。
土の文化の新圃場ではハイワイヤー栽培を行っています。
ハイワイヤー栽培とは高軒のハウスの上部にワイヤーを張り、そこから誘引紐を垂らして誘引を行うことで、トマトの樹を誘引幅を大きくし、茎が立った状態での栽培を行う方法です。
このように上から垂らした誘引紐を使ってまっすぐに誘引していきます。
上まで生長点が来ると、紐が巻かれたフックから紐を繰り出して下に降ろしていき、フックを横にずらしていきます。
下に溜まってくる茎はカケ次郎にかけていきます。
ハイワイヤー栽培を行うことで、以下のようなメリットがあります。
・受光性が良くなる→光合成量アップ→収量アップ
・受光性が良くなる→下の葉も生かせる
・茎がまっすぐなので手入れがしやすい
・まっすぐ誘引することで樹の状態がよくなる(通常はまっすぐ伸びたいが誘引の関係で横向きに伸びる栽培となる)→収量アップ
・誘引作業が格段に速くなる(慣れるまでは少し時間がかかりますが…)
・茎が折れにくい
・密植しやすい
・片づけも楽
もちろんデメリットもあります。
・資材代がかかる
・冬場の日射が少ない時期はやはり樹勢が悪くなる
・下部が陰になりやすい&温度が低くなりやすいので、調整が必要
・上部ワイヤーの展張や、移動台車や足場の設置が必要
・軒高が高い方がやりやすい
このようにメリット・デメリットもありますし、ハウス形状や地域による天候の差によってどの誘引方法がいいかは変わってきます。
土の文化ファームでは、新圃場で今年から取り入れた誘引方法なので、これからも続けていき効果を見ていきたいと思います!